Date:11/5/19

6月25日(土曜日)と7月2日(土曜日)の二回連続で勉強会のご案内、サブカルチャーのもう一回です。7月2日のニンテンドーDSが世界で売れる理由の前に、6月25日、米国市場における日本アニメ情況をとりあげます。まんが、アニメ、ゲームの三つは、日本の「代表作」のようにいわれてきましたが、代表作であった理由、代表作であり続けるための条件などを語り合います。また、原発事故で日本の技術への信用ががた落ちだという声も聞こえますが、それが日本イメージやサブカルチャー評価に与える影響も考えてみたいと思います。

尚、フェイスブックのページ(下記)でも最新情報を提供していきますので、このページを「いいね!」に入れておいてください。

http://www.facebook.com/localizationmap

参加希望者は、anzai.hiroyuki(アットマーク)gmail.com かt2taro(アットーマーク)tn-design.com までお知らせください。議論に積極的に参加していただける方、本研究会の今後の活動に貢献していただける方、大歓迎です。内容に一部変更になる可能性がありますが、その際は、ご了承ください。場所はいつもと同じく、六本木アクシスビル内のJIDA事務局(http://www.jida.or.jp/outline/)です。

6月25日(土)16:00-18:00 「米国で日本アニメは衰退したのか?」

日本のアニメが海外市場でイマイチ元気がない、ということが常識のようになりつつあります。あれだけ「少年たちの夢を育んだ」と言われた日本アニメへの注目度が鈍っています。その一方で、北米や欧州、または韓国からも新しいタイプのアニメが出てきています。 

そこで、ちょっと考えてみましょう。本当に、過去それだけの影響力をもっていて、そして今、減退傾向にあるのか。あるいは、単に日本が実態以上に浮かれて海外市場の動向を高く見積もっていたのか。いったい、日本のアニメの強さとは何なのか。こういう問いがでてきます。 

米国市場における日本アニメの変遷を辿りながら、上記の問いに対する回答を、ローカリゼーションの観点も含めて議論して見つけていこうというのが今回の勉強会です。講師は読売新聞記者の笹沢教一さんです。科学記者ですが、同時に日米ポップカルチャーのエキスパートです。アニメ映像もみながら、お話しくださいます。尚、震災や原発事故による米国における日本イメージへの影響もテーマになります。

参加定員数:20名
参加費:1500円(18:00以降の懇親会参加費を含む)

講師:笹沢教一(ささざわ きょういち)

読売新聞東京本社科学部記者/デスク。1965年生まれ。

89年読売新聞社入社。東北総局(仙台)などを経て、94年から科学部。科学報道の各分野を担当した後、ワシントン特派員(2002~06年)や調査研究本部研究(09~10年)を経験。10年にカリフォルニア大学バークレー校ジャーナリズム大学院客員講師。日米のポップカルチャー事情に詳しく、米国駐在などを通じて、アメリカにおける日本文化のウォッチングを続けている。著書(単著)に「ニッポンの恐竜」「僕が『火星』を歩いた日」など。取材団の一員として「膨張中国」などの共著。
Date:11/5/18

先日、「ヨーロッパの風景はどうなるのか?」を書きましたが、先週、あるミーティングでこれがテーマになりました。石造りやレンガの何百年もの歴史ある建物が、構造上脆弱になりつつあり、これをどう解決するか?です。全てを壊してゼロから建設することは景観維持の面からも難しい。かといって1階部分の負担は大きく、上階をいかに軽くして補強するかは大きな問題です。そこで、最先端技術で旧式の建物の再生が考えられることになります。逆にいえば、それだけ視覚的記憶やコンテクストは人が生きていくにあたり、重要な事柄なのです。

あるところで意外な人と会い、「この人、誰だっけ?」と一瞬戸惑ったことがあると思います。あなたのシナリオにない人と遭遇すると、こういうことが生じます。それぞれの人の顔は、顔の造作や表情、声だけでなく、その人との交わりの文脈があります。「仕事で六本木のオフィスで会う人」という記憶と一緒に顔がインプットされていると、鎌倉の古い寺の庭で急に会っても、顔自身の瞬時の識別が危うくなります。もちろん、オフィスで毎日会っていれば別ですが、たまに会うくらいだと、「場所なんか全く関係ない」とは言い切れないでしょう。

それだけ人は過去を「引きずります」

欧州人と話していて、「世界は同じになったね」と話し合います。「アメリカに行っても、アジアに行っても、同じようなタイプと会うね」と言います。先日も昼食をとりながら、そういう話になりました。同じであると思うのは、同じ工業製品をもち、同じソーシャルメディアを使うから、なお更そう思うのでしょう。アメリカ人も同じことを言うし、日本人もそう語ります。そして、「心理的な側面がすごく重要になっている」と指摘し、同意します。ただ、ここからがちょっと違います。欧州人は「結局、心理的な側面というのは、人の頭の中で何を考えるか、過去にどういう経験をしたかということだよね」と解説する傾向にあります(少なくても、ぼくが話す相手は)。それに対して、日本の人は「言葉で伝わらない感覚って同じなんですよ。感性とか」と言うことが多いです(・・・ただ、虫の鳴き声を詩的に聞くのは日本人の特徴と言う人もいます)。

これで、「世界は同じなのでしょうか」

同じような風景を見ていますが、見ている位置が随分と違います。あなたは二枚の写真ー遠くに見える赤い(あるいは黄色い)丸いものがあるーを眺めたとき、「朝日」であっても「夕日」であっても、同じ太陽であると言うでしょうか?それとも、「朝日」と「夕日」は文脈が違うといいますか?太陽だから同じだと言っている限り、それこそ、朝と夕方に生じる心象風景の異なりを全く無視することになります。感性レベルで言うなら、どこまでが共通するコンテクストであり、どこからが違うコンテクストなのか?例えば、「何らかの感傷に耽る」という共通性があるかもしれません。それで勇気が出たり、哀しくなったり・・・・しかし、その違いは太陽のせいではない!

こんなことを、最近、考えています。

Date:11/5/17

2月末から時間があいてしまいましたが、6月25日(土曜日)と7月2日(土曜日)の二回連続で勉強会を開催します。今回の大きなテーマはサブカルチャーです。6月25日は米国市場における日本アニメ情況をとりあげ、7月2日はゲームです。順番が前後しますが、まず7月2日の「ニンテンドーDSが世界で売れる理由」をご案内します。尚、フェイスブックのページ(下記)でも最新情報を提供していきますので、このページを「いいね!」に入れておいてください。

http://www.facebook.com/localizationmap

参加希望者は、anzai.hiroyuki(アットマーク)gmail.com かt2taro(アットーマーク)tn-design.com までお知らせください。議論に積極的に参加していただける方、本研究会の今後の活動に貢献していただける方、大歓迎です。内容に一部変更になる可能性がありますが、その際は、ご了承ください。場所はいつもと同じく、六本木アクシスビル内のJIDA事務局(http://www.jida.or.jp/outline/)です。

7月2日(土)16:00-18:00 「ニンテンドーDSが世界で売れる理由」

今年の2月、日経ビジネスオンラインの連載で「日本のゲームに足りないこと」という記事を書きました。どこの地域でどのようなゲームが受けるのか。どのような背景がそういう結果を導くのか。今後、ゲームが遊びの世界からビジネスの世界の重要な要素として「普及」していくにあたり、より必要になる要素は何か。こういう疑問へのヒントをエキスパートにお話してもらいました。

それ以来、本研究会でも一度、このテーマの勉強会をやりたいと考えてきました。ソフトウェア産業のローカリゼーションという側面だけでなく、サブカルチャーにおけるローカリゼーションという問題も含みます。そして、ビジネスカルチャーをも変質させていく方向に向かっているわけです。 

そこで、今回は、ゲーム分野のジャーナリストであり、国際テレビゲーム開発者協会(IGDA)日本グローカリゼーション部会・共同世話人をやられ、ゲーム業界のローカリゼーションのエキスパートである小野憲史さんを講師にお迎えします。ニンテンドーDSの「世界で受けた理由とその課題」など、数々の事例を含めてお話してもらいます。

参加定員数:20名
参加費:1500円(18:00以降の懇親会参加費を含む)

講師:小野憲史(おのけんじ)

ゲームジャーナリスト 1971年生まれ 関西大学社会学部卒
「ゲーム批評」(マイクロマガジン社)編集長を経て2000年よりフリーのゲームジャーナリストとして活動中。国際テレビゲーム開発者協会(IGDA)日本 グローカリゼーション部会・共同世話人。共著・執筆協力に「ニンテンドーDSが売れる理由」(秀和システム)「ゲームニクスとは何か」(幻冬舎新書)がある。

twitter & Skype: kono3478
facebook: http://www.facebook.com/kenji.ono1