Date:08/2/14

他人のお宅を拝見するたびに、印象に残るインテリアって何かなとよく考えます。建築家の手が入っている空間は玄関に入った瞬間に分かります。良くも悪くもコンセプトの存在を感じますね。しかし、建築家の手が入らないウチの方が絶対的に多いのです。

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それでは家具が大きな要素を占めるのでしょうか。もちろんそうですが、必ずしも統一感があればよいというのでもない。また各々が個性的であればよいというのでもない。だいたい、あまりに決めすぎた空間もつまらないです。そういえば、往々にして建築家の自宅は開発途上。本当にその空間にあう家具を常に探し歩いているから、どうしても出会いまで待ちます。

結構、壁の使い方がポイントですね。あるレベルの絵画、写真、立体などの存在が、そのウチのインテリアの印象をものすごく左右します。もちろん、フロアーランプなどの間接照明器具のデザインの影響度も大きい・・・と書きながら、ジョエ・コロンボのスパイダーをすばやく宣伝(笑)。

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質の高いアートは一線を越えてくれます。アーティストデビュー当時のまだ値段が安い時代の作品、あるいはアーティストと個人的に知り合いでプレゼントでもらった作品。もし、そこに何らかのエピソードが付随されていると、そこを去った後も強く記憶に残ります。持つべきは、アーティストの友人でしょうか(笑)。

Date:08/2/13

そろそろブログを書き始めて1ヶ月近くになりますね。あっ、いや、まだ3週間ちょっとか。まあ、こまかいことはいいや。とにかく、これまで次のようなタイトルで書いてきました。

マックスビルのポスターを作ろうでは息子のヤコブ・ビルを紹介しながら、マックス・ビルのポスターの開発ストーリーをかいつまんでお話しました。 ピエール・ポランに会いに行くは、プチ・デスクの復刻版を作るにあたってのエピソードとポラン本人の言葉です。その次は、ノヴィラーラ物語ー2800年前の船をつくるです。アメリカズカップ出場ヨットの製作者が、2800年前のアドリア海で活躍した海賊船を作り上げた話。そして、スカンジナビアからイタリアへは、欧州のデザインセンターが北から南に下りてきた経緯を書きました。そこでカルテル会長のカステッリ、ADI会長のフォルコリーニに登場願いました。

「さまざまなデザイン」というカテゴリーでいうデザインとは、皆さん既にお分かりのように、いわゆるデザインプロダクトだけを指しているのではありません。遠い昔から、人は幸せな生活を送ろうとさまざまな工夫をしてきたわけですが、ここでは、この工夫すべてをデザインとよんでいます。そういうわけで、2800年前の海賊船もこのカテゴリーに入ります。

シリーズとして1週間(5日分)語り続けることもありますが、倒れたワイングラスのように日常の生活シーンのコラムも入れ、なるべくバランスはとりたいなと思っています。いつもデザイナーの話だけじゃあ飽きるし・・・・うん、書いているぼく自身が(苦笑)。だからビジネスの話題も出しますが、ポリシーとしては、ぼくが直接会ったり聞いたりしていることを書きます。どこかのメディア記事の感想文を書いてもつまらないですからね。

それから大事な点。新しいコンセプトは歴史の文脈を重視した場所で生まれやすい、というのがぼくの個人的な考えですが、これはメトロクスの商品開発フィロソフィーと通じるところがあります。下坪さんの書いている会社概要内にある「皆様にお伝えしたいこと」を読んでみてください。それこそ10年以上も前、まだネット情報が不十分な時代、ぼくはジョエ・コロンボ事務所を探し当てるのに一苦労しました。でも、それが花を咲かす一つのきっかけになったのですね。「歴史との対話」への努力なしに生み出されるデザインは一過性のものが多いと感じています。ですから、ちょっと昔の話が多くなりがちになるのは覚悟してください(笑)。

Date:08/2/12

先月オープンしたトリエンナーレのデザインミュージアム。正面玄関からしばらく行くと、左にブックショップをみて右に階段がありますね。これを上っていくと、踊り場をへて二階の展示場にいけるわけですが、ここの上にブリッジを作りました。なかなかかっこいいです。

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上は実際の写真ではありませんが、一度二階まで上り、そこからブリッジをわたって常設展会場にいけるのです。上のイメージでガラスの仕切りの向こうがそうです。ただ、入場券の11ユーロは正面玄関は入ってすぐのチケット売り場で買っておいてください。さて、さて、展示内容をどう評価するかは皆さんの判断にお任せ。僕は「ちょっと規模が小さいな。やっぱりザヌーゾはえらかった」と思いましたけどね。

感心しないのは展示方法。各出展物の3つぐらいを、まとめてカーナビくらいの液晶画面で説明しているのですが、それがインタラクティブではない。「えっ!!いまどきこんなのあるか?」という感じです。まず最初に作品、次にデザイナー名などの説明、次に作品説明、そしてトリエンナーレのマーク、これがワンサイクルです。三つの作品をカバーすれば、3サイクル繰り返されます。だから「あれっ、これ誰の作品で、いつだっけ?」と思ってもジッと待たなければいけない。ものすごくイライラします。

それも、それが足のすねくらいの高さにあるのです。覗くには無理な姿勢を強いられます。こんなインターフェースを平気で作って展示しているなんて、ちょっと信じられないですね。僕も「まさか。タッチパネルじゃないの?」と思って画面を何度かプッシュしてみたくらい。しかも、イタリア語だけ。これじゃあ、外国からの訪問客は分からないじゃない。まっ、これからの改善を期待するとしても、今現在はやや不満の残る場所、とだけ言っておきましょう。

 

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