Date:08/1/29

1983年、アメリカズカップにイタリアチームが初参加し、なんと一挙に3位に入りました。アッズーラという名前の船です。これを実際に作ったのがマルコ・コバウ。最速を争うレースで生き抜いてきた人ですね。

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こういう世界は、まあ、自動車のF1レースでご存知のように、神経をピリピリとさせるわけですが、戦いの後は美女やシャンパンが似合うようなイメージがあります。僕の勝手な想像かもしれませんが・・・まあ、クルーはどうか分からないけど。そういうところに、こういう船をもってくるとどう思いますか? 下の写真です。

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「えっ!!」とびっくりしますよね。「なんなんだ、これは。バイキングの船か??」って。違います。これは2800年前に航海した船です。バイキングは7-8世紀以降ですから、この船はそれより1500年以上は古く、まだローマ時代にもなっていない時代です。実は、これはマルコ・コバウが建造した船です。でも、どうして、彼はこの船を作ったのでしょう・・・・。

Date:08/1/28

イタリアのアドリア海沿いにノヴィラーラという街があります。小さな中世の城郭都市です。古いものを今にあわせないといけません。したがって、いかにして外観で歴史を維持し、塀の内側で現代を語るか。これが建築家の仕事の醍醐味の一つになります。これまで何度もお邪魔したことがありますが、この正月明けにも滞在したお宅が以下です。

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およそ500年前にできたこの家の壁にもたくさんの歴史がつまっていました(いや、「います」という表現が正しいかも)。フレスコ画、馬つなぎの留め金具、パン焼き炉の穴・・・・そしてファシスト時代のピストル! それもドイツ製です。戦時中、ドイツ兵の宿舎になったことがあり、ファシスト党の党員だった当時の家主が記念にもらったものです。

なぜ、壁に隠したかって? 政権が崩壊した後にファシスト狩りがはじまりました。「こらぁ、お前、ファシスト党員だったんだろう。このピストルがいい証拠だ」と睨まれるのが怖く、旧家主が壁に隠したのです。それを40数年後、新家主が発見。悪いことはできません・・・・。

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上左の写真は門のレベルから一段下がった庭に降りる階段です。この庭の下には、幅90センチ、高さ2メートルの洞穴があります。中世の街では珍しくない網の目状の地下道が、ここにもあります。近くの大聖堂までリンクしているのではと聞くと、もうワクワクしますねぇ。

今週の話は、このノヴィラーラを舞台に展開します。 2800年前、ここは海賊の基地だったと考えた人がいるんですよ。それも髭もじゃの考古学者(あっ、ヤコブ・ビルさん、失礼!)ではなく、アメリカズカップに出場するヨットを作った人が、そう言ったのです。

 

 

Date:08/1/26

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山の中とは聞いていたけれど、こんなに人里離れた場所とは、到着するまで想像もしませんでした。視界のどこかに他の家が見えるものだと勝手に思っていたのでしたが、いやあ、本当に何もない・・・・山火事になったら大変だろうなぁと心配してしまいます。奥さんであり、強力なビジネスパートナーでもあるマヤさん、そして愛犬と生活しています。

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会話のなかでは、こんな台詞も。「ル・コルビジェも家具のデザインはしていないんだ。シャリオット・ベリアンのデザインだからね。イームズも半分は奥さんの働きだということを忘れてはいけない。ワイフは大切だ(笑)。」  これはポランが「過去のことを色々と覚えていない」と言ったら、マヤさんは「私の誕生日もね」と。そこにポランは「1942年5月9日」と即答。そして、パートナーの大切さを語ったのでした。

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ポランについては、まだまだ沢山ネタがあり、また別の機会に書きます。昨年ミラノのサローネ時、ホテルで夫妻と会った時も超多忙でした。80歳を迎えたこともあり、数々のイベントが目白押しだったのです。が、2008年の今年も、ポランは1月からパリやケルンを飛び回っています。そして、彼が歴代大統領のために内装をてがけたエリゼ宮では、今、恋の噂が盛んです・・・。

 

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