その他 の記事

Date:08/3/3

「まったく、イタリア人ったら、神経質すぎない?38度になったら医者に行くとか、薬を飲むとか言ってるけど、スコットランドでは39度以下では慌てません。38度で学校や職場に行けないなんて言ったら、笑われるわよ」とスコットランドの女の子が言ったので、ぼくはヒョイと首をすくめました。

日本では人によって違うけど、37度をちょっと越えたら「微熱」と呼び、38度に近い37度台なら堂々と「熱がある」と言えると思います。38度でも仕方無しに仕事をすることもありますが、39度近いと「這っても仕事する」とはなかなか言えません、すくなくともぼくは・・・・(苦笑)。

イタリアに来た当初「37度台の前半は熱があるとは言わない」と医者に言われ、「え~そんな冷たいこと言わないでくれよ」と愚痴りました。でも、これにも地域差があることを知りました。トリノやミラノなど北の地方では37度台前半は無視。ボローニャあたりまで下ると「微熱」と表現すると聞いたのです。

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ちゃんと調べたことはないですが、北の人は平熱が高いのでしょうか(←メトロクス札幌と東京で体温は違う?)。冒頭の彼女曰く「エジンバラでは冬だってミニスカートにストッキングをはかないことも多いし、私はイタリアに来てはじめてウールのセーターを買ったのよ。まあ、北は強いお酒もよく飲むしねえ」。「なんだ、だったら寒いと感じている証拠じゃない」とぼくが突っ込むと、ムニャムニャと説明していたので真相は分かりませんが、少なくても風邪にも文化差があることだけは確かなようです。

Date:08/2/29

蓮池氏デザインのトイレブラシなどを生産しているゲディですが、営業の人間から聞いたエピソードです。もう20年近く付き合いのある韓国のインポーターを彼は毎年訪ねます。ソウルの有名デパートにコーナーを設け、よく売ってくれお客さんです。ただ、60歳を過ぎたインポーターの社長さんは英語がほとんど喋れません。毎年社長さんが聞くことは二つ。「商売は上手くいっているか?」「エレナ(営業の秘書)は結婚したか?」だけ。一緒に食事をするにしても話題の選択が大変だとか。

この社長さんが凄いのは、製品に対する理解力です。樹脂の成分と特徴もよく研究しています。ゲディは多くの有名デザイナーにデザインを委託していますが、社長さんにとっては関心外。そんなことは製品プロモーションのごく一部、あるいは無視。製品の解説はひたすらモノだけに拘るのです。

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ある日、イタリア人の営業がコーナーを訪ねました。社長さんは自慢気に通訳を通して語ります。「どうです、サッカーのW杯もあり、韓国人もイタリアに対する関心が強くなっている。だからイタリアの国旗をコーナーに掲げてみました」 確かに旗がありました。しかし、それは緑・白・赤の三色旗ではなくドイツの国旗でした。

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20年以上、イタリアの会社の製品を輸入し、熱心にプロモーションをしてきた。そして商売も成功した。だが・・・イタリアの国旗がどういうものかも知らなかった。ぼくは何か余計なことばかり考えてきたのではないかと自省した瞬間です。

Date:08/2/28

先日、友人と夕食をとりながら、北欧と南欧の違いが話題になりました。北欧はエコロジー先進国のブランドを確立してきた感があります。確かにいくつかの国際指標でも上位に入ることが多いです。しかし、南欧にもエコロジーの先進性に富む農法がありますし、そのイメージと実態は一様ではないというところから話ははじまりました。

例えば、一般家庭の天井は、北欧のほうが低い。平均身長がより高いにも関わらずです。それは暖房費の節約のためと言われます。一方、南欧では夏を涼しくすごすために天井を高くしたとも説明されます。もともと自然環境の厳しい北欧においては、人との助け合いが生活の前提となってきた。そして必ずしも経済的に豊かではなかった。そういうなかから、エコロジーに目を向けてきたとも語られます。

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ただ、こういう説明だけでは、どうもスッキリしません。北欧では南欧より化繊をよく着るという現象があります。もちろん雨量などの差から説明しますが、エコロジー面からはどう解釈できるのだろうとも思います。目につくゴミの分別などだけでなく、色々なところに目線を送らないと、本当にトータルにみてエコロジーなのかどうかわからない部分が多いよねとの結論で、その晩は終わりました。

ぼくも、それから、少々このテーマについて考えています。 どうすればもっと正確な比較ができるのかな・・・と。

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