その他 の記事

Date:08/3/31

白い洋服は究極のオシャレだと言う人がいますが、本当にそうだろうか・・・と思わないでもないです。日本の街には白い車が溢れている。欧州の街に白い車は少ない。白い車は営業車というイメージが強い。どうして日本では白が受けるのだろう。 塗装の厚みという説もありますが、それだけでしょうか。

デザインプロダクトも日本では白が売れる傾向にあります。20-30代は特に白を好み、其の上の年齢層になるとナチュラルカラーが好まれます。よく調べていくと、白を買う人は「無難だから」「どれにも合わせやすいから」という意見が多いです。比較的自分のセンスに自信のある人は、赤や黒を選ぶという傾向もあります。

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白は膨張色だから、空間の広さを必要とします。本当に他の色と合うだろうか・・・それは洋服に限った話ではないです。白いペンキの壁に囲まれた空間では強烈な赤が映えるが、もちろん白いオブジェも悪くない。しかし、それにはより高度な技が必要な気がします。

白いiPodは欧州でも流行です。あるいは最近のドイツの空港など、テンション構造を使った建築空間ではガラスとグレーあるいは白がよく生かされています。またロフト的空間もそうです。白は何か他のモノやカラーを引き立てるために使われることも多いです。ただ、ヨットハーバーのクラブハウスに見るように、やや保守的なカラーでもあります。

この1-2年、高級スポーツカーでも白が戦略的カラーとして試みられてもいます。今後、白のポジションがどう変容を遂げていくのか追ってみましょう。

Date:08/3/28

ある日、近所の店の店員と雑談していた際、「最近、イタリアの役所関係の書類がますます複雑になってきて面倒だ」とぼやいたら、彼はニヤリとしました。じゃあ、という顔つきになり「イタリアを外国人からみていて、何が一番、シンプルだと思う?」と聞いてきます。

思わず「イタリア人そのもの」とぼくは答えました。イタリア人はとても懐疑的で裏表があるにも関わらず、脇が甘く、馬脚を容易にあらわす・・・という意味で言ったのですが、案の定、相手は「イタリア人ほど複雑な極まりない人間はいないぞ」と言ってきました。その複雑ぶりっ子が単純極まりないのだ・・・と思いながら、「じゃあ、また会うときまで考えておくね」とぼくは店を出ました。

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さて、シンプルねぇ、法律もドイツの何倍もあるというけど、最高裁で判決が出された翌日に「いや、こういう解釈もある」と言い出す人たちです。そういう意味でイタリアの法律はシンプル。各自の解釈がモノを言い、相変わらず、異議申し立てや釈明レターのもつ意義は大きいです。

料理じゃあ、ちょっと平凡だし・・・やっぱり、イタリア人の口答えというか弁解とか、こういうのが一番、バカバカしいほどに当人の心と頭が透けてみて、ぼくは、実は嫌いではない。まあ、もちろん、当事者だった場合は、ちょっと時間がたった後のことですが・・・。

Date:08/3/26

最近、国際関係論の研究者と話していたら、こんなことを言っていた。

「皆、忙しい時代でしょう。だから、どこか他の国に出かけて新しいことに出会ったとき、同じ要素を探すことより、まず違うことって何?という確認に走る。それが、今のEUの傾向だと、すごく感じるし、仲間もそう言っている。確かに、昔と比較すると、共通要素って増えたとは思うけど、ただ、違いばっかり探すのもどうかなあ」

特に西側EUの場合は、旧東欧や非EUからの人の移入が激しく、そこでさまざまな社会問題が生じている。それらに直面していると、受け入れ側はお隣さんも同じ感覚をもっているだろうと現状認識しやすいかもしれない。だからこそ、「違いは何だ?」 が一言目に出てくるのだろうか。

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「ああ、やっぱり、あそこの国の人たちも僕たちと同じなんだね」と喜ぶのは、牧歌的風景になりつつあるということでもある。確かに、EU内での「同じだろう」という範囲は、EUとアジアで「同じだろう」という範囲と比べると、もともと圧倒的に広いはずである。違った文化圏で、下手にこのトレンドに乗っかるとやけどをするだけだろう。

いずれにせよ、この冒頭の話を聞いていて、発言している本人と同様、どうもしっくりいかない。何か良からぬ方向へ向かう予兆のような気がしないでもなく、要注意のコメントだ。

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