気に入った歴史
Date:08/2/26
アイリッシュコーヒーをご存知ですか? ウィキペディアによると、その歴史は以下のように書かれています。検索エンジンで他の説明を探しても、およそこのようなところです。空港名はシャノンですけどね。
<ここから>
アイルランドで旅客機の乗客のために1942年に創案されたカクテル。考案者はジョー・シェリダン。第二次世界大戦前の1930年代に飛行艇を使った大西洋横断航空路ができたが、当時のプロペラ飛行艇は気密構造ではなく、暖房があまりよく効かなかった。そのうえ飛べる距離も短く、経路の途中で燃料補給にアイルランド南西部の港町・フォインズに寄り道しなければならなかった。
そこで燃料補給の待ち時間を利用して、飛行中に寒い思いをした乗客に体を温めて貰おう、という心遣いから、アイルランド名物のアイリッシュ・ウィスキーをベースとしたこの「燃料」が考案されたという。
<ここまで>

ハンフリー・ボガードと一緒になったローレン・バコールで気分も1940年代になったところで、ぼくの経験をお話しましょう。秋も深まったある日、ダブリン郊外でフライフィッシングに立ち会ったときのことです。冷えた体にはこれが良いと出されたアイリッシュコーヒーを前に、友人から次のような説明をうけました。
「燃料補給のために空港に降りたパイロットは、冷えた体を温めるにアイリッシュウィスキーを好んだが、パイロットが人前でウィスキーを飲むのははばかれたため、一見してウィスキーと分からぬようにアイリッシュコーヒーが生まれた」
どうでもいいといえばどうでもいいのです。が、話として面白くするサービス精神が後者にはあって、面白いでしょう。そこで、ぼくはその後、ウィキペディアを無視して後者の説を史実として採用することにしたのです。これも人が楽しく生きるための工夫の一つでしょう。なお、材料は下記です。アイリッシュコーヒーを飲みながら、1940年代に飛んでいってみてください。
アイリッシュ・ウイスキー 30ml
ホット・コーヒー 適量
角砂糖 2、3個
生クリーム 少量






