下坪裕司さんとのおしゃべり(3/3)

下坪さんへのインタビューの最終回です。(ーで始まるのが下坪さんの台詞です)

これからの話をしましょうか。来年とかじゃなくて、もう少し遠い、そう5年くらい先かな。このあいだ、イタリアの巨匠にもう少し迫ってみたいと言ってましたね。

― ええ、イタリアでかなりの巨匠であっても、日本では正統に評価されていないことが多いですね。そういう人の作品をもっと仕掛けていきたいですが、巨匠を相手にするにはそれなりの準備期間が必要なんで、今はその時期っていうところ。

それはぼくも思うのだけど、日本におけるイタリアって歴史に連続性がないんですよね。ローマやルネサンスの後に、急に第二次大戦直後のカンツォーネや映画のブームに飛ぶ。その後、80年代のアルマーニだったりね。それがフランス、ドイツ、イギリスと違うところで、フランスだったら、フランス革命、印象派、アールヌーボー、アールデコ、映画のヌーヴェルバーグと言った風に、もう少し代表的なターミノロジーで連続させられるんですよね。

― ぼくにとって最初のイタリアって、スーパーカーなんですよ。だから、その前のイタリアの巨匠は、ゾクゾクする相手なんです。で、全体的なことに話しを戻すと、今もそれなりの種類の製品を扱っていますが、もっと豊富な品揃えにしていきたいし、そして、ミラノの刃物のロレンツィのように、小さいけど磨きがかかったものを増やしていきたいですね。

最後に。自分の顔を表に出していくことについては?

― いやあ(笑)、こういう性格なんで、必要に応じて表に出ますが、あまり露出はしない方向ということで・・・・(笑)。

そのキャラクターがグッドデザインを見つけ育てるにあたり生きているわけだから・・・じゃあ、ここは一回だけ、出演してください(笑)。90年代前半、下坪さんが20代の時に初めてパリで買ったジョエ・コロンボのスパイダーの前で、今も仕事をしているシーンで・・・。

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Category さまざまなデザイン, 下坪裕司さんとのおしゃべり | Author 安西 洋之