ノヴィラーラ物語ー2800年前の船をつくる(4)

少年院を出て社会復帰を待つ若者たちが集まるセンターがあります。その彼らが社会体験を積むための予算がEUにありました。コバウはこのお金を獲得したのです。造船現場には、彼らの汗する姿がみられました。それもイタリアの若者だけではありません。アイルランドやフランスからもきました。この体験プログラムはEUのなかでの交流をも促すものでした。船を作り航海に出るのはとても面白かったらしく、若者たちは「次の船はいつ作るの?」と聞いたそうです。

彼らはプロジェクトを終えると全員無事に就職先が決まったといいます。ハッピーエンドですね。さて、それでは航海にでた場所を確認してみましょう。下は地中海(左)とアドリア海(右)に挟まれたイタリア半島です。

map

 

ノヴィラーラはアドリア海沿い、ヴェネツィアの南に位置します。まっすぐ東にいくとクロアチア、クロアチアからそのまま南にいくとギリシャです。 ここの海流は反時計回りです。南から現在のヴェネツィアに航海するなら、当然ながら、この旧ユーゴスラヴィアに沿って北上していくのがいいに決まっています。でも交易の歴史を調べると、どうも違うんですよ。

 南から北上しながらノヴィラーラの対岸でカクッと曲がって、西、つまりノヴィラーラの近くまできてヴェネツィアに向かっていたことが分かったのです。どうしてなんでしょう・・・。

 

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Category さまざまなデザイン, ノヴィラーラ物語ー2800年前の船をつくる | Author 安西 洋之