メトロクスのイタリアの旅ー3

メトロクスが取引するメーカーにもいろいろありますが、基本的に古いデザインと新しいデザインの両方をカバーしています。ジョエ・コロンボのBOBYを生産しているB-LINEは、スーパーレッジェーラやボネットの復刻版だけでなく、若手デザイナーの作品も扱っています。セラミックのフラビアも同様です。フォルナゼッティやソットサスを作る一方、カリム・ラシッドのデザインも発表しています。また、他方、古いデザインへの要望が強く、結果的に古いデザインがメインとなっているメーカーもあります。ソットサスのウルトラフラーゴラなどを作るポルトロノーヴァが一例です。

下坪さんとぼくは、こういうメーカーを巡りながら、世界各国のマーケットでの販売状況を知るだけでなく、次の新商品開発計画を聞いていきます。古いデザインの場合、デザイナーの「生誕〇〇年」「没後〇〇年」というケースを除き、どういう事情で、あるいはどういう時代の読みで、その作品をあえて取り上げるかを知るのは非常に重要なことです。「2008年 ミラノサローネ」でも書いた、文化トレンドの把握の一つの方法です。歴史の掘り起こしと、新しい感覚の発見、この二つを同時にやっていくのがいいと思います。

上の写真はB-LINEの社長、ボールドィンです。確か40歳周辺です。自分でこの会社を興しました。後ろにマルチチェアやスーパーレッジェーラが見えます。彼のことやB-LINEについては、来月、より詳しくご紹介していこうと思いますが、BOBYを基軸に確実に商品の幅を広げていっています。この下の写真のポルトロノーヴァの社長も30代の女性です。かつての栄光のブランドを買い取ったのです。新しい世代が過去の財産をどう発展させているのか、こういう経営者の世代分布をみていても分かります。

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Category さまざまなデザイン, メトロクスのイタリアの旅 | Author 安西 洋之