クリエイターに渡すブリーフィングの質をあげる

今朝、成田空港に着きました。そして、早速、今日日経ビジネスオンラインに掲載した、ゲームに関する記事の反応をチェック。ぼく自身、ゲームには疎いところで生活してきましたが、ゲームの獲得してきたノウハウや世界観は、ゲーム以外の場で非常に応用がきくものです。これは知っておくことが今や必須になっているのではないかという意図で書きました。ヴァーチャル+遊びは、ニッチではなく、そのロジックは通常のビジネス領域に拡大しているのです。

さて、機中、いろいろとアイデアをこねりくり回したりしていたのですが、ローカリゼーションマップをどう説明するのが、一番、効くのかなといろいろと考えました。先日書いた「ローカリゼーションマップの実践を考える」の続きです。

製品それぞれには、製品文化とでも呼ぶべきものがあります。クルマにはクルマの、スマートフォンにはスマートフォンなりの世界観があります。日本酒とワインでは違うのが当然のように、製品は違った価値体系で成立しているのです(←これは、結構、難しい説明です)。そして、一方に地域文化というのもあります。東京とミラノが違うように、数知れずあるわけです。もともと日本酒は日本の土地だけで飲まれものだった。ワインはグルジア方面の出生ですが、西洋文化圏で地位を確立したものです。クルマは19世紀にヨーロッパで誕生したものですが、20世紀前半にはフォードがクルマの文化を造ったともいえるでしょう。輸出文化、輸入文化、人の国際移動がオリジナル製品文化=地域文化をじょじょにずらし、集合形式で表現すれば、二つのマルが離れ、しかし、交わる部分もある。その交わった部分がローカリゼーションエリアではないかと思います。

さて、ここで踏み込むと、異文化市場をビジネス目的で理解するにあたり、この製品文化の市場の許容をみていくのが重要だということになります。即ち、上述を参照すれば、2つのマルが交わるローカリゼーションエリアをざっくりと把握するのが、ことのほか、意味があります。。

「ここはこんな市場だろう」と判断するには、数値データだけでなく、現場に足を踏み入れることが大切です。街歩き、商店の人と話す、家庭訪問をする・・・など色々とありますが、このときに、ローカリゼーションマップを(どこかの地域を参照しながら)作成することで、自分が売るべき商品のターゲット市場がどう受け入れられるのかの想像がつきやすくなるという利点を語るのが良いのでしょう。これが「抽象的」文化理解と反対にある「具体的」文化理解になるのだと思います。ここで、更に言うなら、日本の企業でよくある、企画がクリエイティブエリアに仕事を渡すときのブリーフィングの質の悪さを、ローカリゼーションマップがどう改善を図れるか?が重要関心事になるでしょう。

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Category ローカリゼーションマップ | Author 安西 洋之