ピエール・ポランに会いに行く(4)

ポランはとっても気のいいシャイなおじいさんです。 彼の気の利いた名言の数々を書きたいのですが、それは別の機会にして、今回はデザイン寄りの話を進めましょう。この年代のデザイナーの例に漏れず、先に述べたスカンディナヴィアと米国デザイナーの影響を強く受けています。ネルソンやイームズといった人たちです。「イームズはテクニック以外のことで人を満足させようとしない、潔癖な人だった」とポランは語ります。

eames

ご存知のイームズチェア、 彼の自宅のTVの前に二つ並んでいました。ところで、プチデスクをデザインした頃に話を移しましょう。北欧の旅を終えた彼は、トネ社に売り込みをかけます。生活費のために自分で営業をしたのは、後にも先にも、この時だけだったと述懐します。あまりに沢山デザインしたので、いまや、どれをいつデザインしたのかも覚えていない、とも。それでも記憶を辿り、「プチビュローは54年にデザインし、生産は10年間くらいは続いたのでは・・・」と思い出してくれました。

 

paulin

 

こういう表情をしながら、昔の過ぎ去った日々のことを熱心に語ってくれたのです。「このデスクは、とてもシンプルなデザインですが、60年代になるとオーガニックなかたちが多くなりますね」と話すと、「新しい技術の影響は大きかったよ。新技術が新しいデザインを生んだわけだね」と60年以降の変貌に触れていきます。

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Category さまざまなデザイン, ピエール・ポランに会いに行く | Author 安西 洋之