GEDYの営業担当との話ー3

GEDYの営業は日本に話題を振ります。日本の若い人ってどうなの?という質問です。クルマ離れやPC離れで携帯を中心とした世界がより重要になっていることを話しますが、彼が一番驚いたのは、ぼくの次の指摘です。

「欧州にも日本にもストリートファッションはあるし、いわゆるオタクの人たちは同じようにいる。漫画やアニメに熱中している人たちもいる。でもね、違うのは、欧州のそういう若い人たちも、これらのサブカルチャーをハイカルチャーとの対比で語ったりするんだよね。日本では、それらをサブカルチャーと思っていない人が少なくない んですよ」

「えっ! じゃあ、サブカルチャーが全てだと思っているわけか・・・」とびっくりした顔です。

gedy3

 3月から5月にかけて書いた「2008 ミラノサローネ」で触れた内容です。欧州には、日本では既に存在感のないある社会層がちゃんと存在しており、ここの文化が根強く生きている。これを忘れてはいけないということを書いたのですが、GEDYの営業担当の母親にあるような「欧州中心主義」もそうですが、彼らの考え方を良い悪いで見るのではなく、まずこういう考え方をしている人たちなのだと理解することが大事なのです。「トスカーナの露天風呂」で紹介したような例はあくまでも少数派です。

GEDYの営業は、モノを売ろうとしないことが肝心だと言います。まず新しい国に着いたら、その国の人たちに質問攻めをするそうです。遠来の客に自分たちの社会や文化を教えることは、誰でも気持ちよいことです。そうしてその国の人たちが質問に答えながら、GEDYを生む国の文化に興味を持ち始める、そのポイントが「商売のスタート」になるというわけです。

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Category GEDYの営業担当との話, さまざまなデザイン | Author 安西 洋之