GEDYの営業担当との話ー2

このGEDYの営業はよく言います。「浴室アクセサリーのデザイン傾向は3年くらい遅い」と。遅いというのは、居間、寝室、台所などの空間で使用されるデザインと比較してのことです。そこで、「中東でもミニマリスト的デザインが受けている」という彼の指摘に、ぼくは「ミニマリスト的デザインはもう飽きられているでしょう?」と聞きます。

「そうなんですね。西欧では飽きられてきて、もっとカラフルでオーガニックな形のほうが受けが良くなりつつありますね。だから、数年前のシックなカラーのヴァージョンをカラフルにしたりしているんです。これなんか、メトロクス向けでしょう?」と言いながらカタログを開きます。

このように彼は世界を旅して歩いていて、つくづく欧州人は「欧州中心主義で、他の地域より欧州が良い、一番良いと思っている人が多い。アメリカを相変わらず下に見ている」と話題を変えます。

「ぼくの母親はね、知らないことは何もないと言わんばかりの人で、すごい読者家なんです。でも、ぼくに言わせると、欧州以外のことについて、ほんとうよく知らない。それでも欧州がベストだと思っているんですよ。これじゃあいけないと思います。もっと他の文化を知るべきだってね」

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 ぼくは、「それはね、そういう努力するのは大切だけど、あまり期待しないことだと思いますよ。無理ですよ。どこの国も殆ど普通の人は、そんなに海外旅行をするわけではないし、それほどに異文化と交流があるわけじゃない。お互いに知り合うことはとても限定的なんですよ。欧州人だけが悪いわけじゃない」と意見を言います。若干悲観的なようにも見えますが、これを楽観的な考えとぼくは思っています。人に無理を強いないわけですから。

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Category GEDYの営業担当との話, さまざまなデザイン | Author 安西 洋之