なかなか難しくなったコンタクト

今日、以前お会いした日本の大学教授にコンタクトする必要がでました。名刺を探し電話をすると、「その方は大学に在籍されていません」との交換台の答え。それで学部の事務局へ繋いでもらいます。「はい。先生は昨年一杯で退官されました」とのことでした。要件を述べて連絡先を教えて欲しいと頼んだのですが、案の定、「個人情報保護の点から、私どもは先生の連絡先を知っていますが、それをお教えすることはできません」と断られました。

それでは、ぼくがメールを送るから転送できませんか?と尋ねると「もう既に在籍しない人のために、そういうことはしません。一応、広報にも聞いてみます」と言われ、数分。やはり駄目でした。 じゃあネットで探し回るしかないのですねと言うと、笑いながら「そうですね」と。この人も、ネットで自宅の住所なんか出てくるはずがないということを十分承知の上です(多分)。

bobybe

 やや途方にくれ、検索エンジンで何ページかぼんやりと眺めます。全然更新していない、この教授のゼミ生のページにも手がかりがありません。そこでフッと、もしかしたら彼が本を出した出版社なら連絡の労をとってくれるかもしれないと思いつきました。本を本箱から取り出すと、出版社の電話番号が書いてあります。その出版社にコンタクトすると、編集者に電話をまわしてくれ、この編集者も親切に対応してくれました。結局、ぼくがこの編集者にメールを書き、転送してくれることになりました。

 メールを送り、久しぶりにその著者のあとがきを読むと「筆者の面倒を見てくださった〇〇さんの、初々しくも強靭な督促がなければ、筆者は途中で息切れしていたに違いない」とあり、ここで〇〇さんが、ぼくがメールを送った相手であることに気づきました。なるほど、ここをもう一度読み返していれば、メールの書き方も変えたのに、とやや後悔しますが、あの編集者ならきっと良いように協力してくれるはずと思いました。それにしても、人とコンタクトしやすくなっているのか、その反対なのか・・・・なかなか分かりにくい時代です。

 

 

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Category さまざまなデザイン | Author 安西 洋之