FOODEXの三日目はTwitter日和

幕張メッセでの食の祭典も3日目。座る時間もなく立ちっ放しの日々は、馴れない身にとっては相当しんどいだろうなと想像していたのですが、思ったよりは椅子を求めないで過ごせるものだと思う今朝でした。立ちっ放しでまったく見知らぬ方に声をかけ、反応をみながら話を色々な方面に振るのは疲れないわけではないですがーいや、正直言うと、ぼくは同じ話を繰り返すより、色々と題材を振るほうがすきなのですがー、その瞬間瞬間に得る膨大な情報量ーそれは素振りであったり、目の色が変わるポイントも含めてーは何事にも変えがたい魅力があります。

上の写真は10時の入場スタート前の準備状況です。必要な商品や試食分を揃えます。この時刻は海浜幕張駅からメッセまで歩道を人が埋め尽くし、会場の外では登録所の前に長い列ができている時間です。しかし10時を過ぎてすぐスタンドの前を人が流れるわけではなく、この頃は会場の端から見ようとする人、目指すゾーンを探し歩く人の時間帯です。そうした人の塊が我々輸入ゾーンに押し寄せるには30分程度の時間が必要なようです。11時過ぎあたりから皆さんの食欲も出始め、午後3-4時頃までがピーク。その時刻以降、終了の午後5時くらいまでは試食でお腹が一杯になった人たちが、試食対象をより厳選しながら歩いている印象をうけます。そういうなかで、今日はTwitter経由で訪問してくださった方が初日と2日目よりも多い日でした。

先週末に神田のギャラリーに與語直子さんの写真展を見に行った記事は日曜日に書きましたが、この企画実行に関わった大西さんと田中さん(写真の左から)。また一橋大学の学生たちと勉強会をしたエントリーを2週間前に書きましたが、彼らもブースに来てくれました。たまたま一緒になったので記念撮影です。ぼくは彼らに商品開発の意図やローカリゼーションの意味を説明し、YouTubeのPRビデオを見てもらいました。そして、イタリアゾーンや国産ゾーンに行って各種の商品をみたうえで、我々の商品コンセプトを理解してくださいとお願いしてみました。

彼らの二人(写真の右二人)は数時間後にブースに戻ってきて、こう語ってくれました。「外国製品の良さは良さですごく理解できた。しかし、その商品が輸入市場である規模のビジネスをするためには、それらの商品を日常生活レベルに上手く落とし込んでいかないといけないと思った。そこでローカリゼーションのノウハウが重要だと考えた」と。それで、ぼくは食品や日用品の世界とクルマの世界の違いなどについて話したのですが、彼らは腑に落ちた表情をしてくれました。

今回、試食をしていただいている幅広い世代の何百人かの方から「美味しい!」「面白い!」「このコンセプトは初めて!」という言葉を聞きました。特にシェフや若い世代の人たちから、圧倒的な支持を得たのがとても嬉しいのですが、そういうなかで、若い世代が上述したような理解を示してくれたのはもう一方でさらに深い喜びがあります。それは彼らが、輸入品への要望事項としてだけではなく、世界戦略への基礎として把握してくれたからです。我々日本人だけがローカリゼーションに煩いのではなく、どこの国の人も一様に同じような要求をもっています。それをどう当たり前のこととして思うか。やはり、これを抽象的な言葉と具体的なモノやコトの両方で示していかないといけないと再認識したTwitter日和の一日でした。

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Category 『ヨーロッパの目 日本の目』, イタリア料理と文化, ミラノサローネ2010 | Author 安西 洋之