FOODEXの開幕日で想ったこと

今日、幕張メッセでの食品の祭典、FOODEXがスタートしました。イタリアのエキストラヴァージンオイルとそこか生まれたコラボレーション商品、七味オイルや七味オイル風味オリーブのプロモーションを行いました。色々な方に来て頂きました。業界も職種も様々です。一つ、よく分かったことがあります。これは繰り返し、このブログで書いていることですが、ある味を賞賛するのは味覚、触覚、臭覚、視覚だけではなく、ロジックで評価するということです。もちろん頭でっかちの味覚は話になりませんが、必ずしも舌だけで人は簡単に振り向かないというという事実です。焼酎、赤ワインなど、まずは「健康に良い」というロジックがブームの皮切りとなったのです。

今までデパートでのデモや地方での展示会の出展はありましたが、今回、初めて日本でこのような見本市に出展したのですが、スタンドのデザインはWEBデザインとの連携を考えました。あえて新しいパネルを作るのではなく、我々のWEBサイトのトップページの画像をそのままパネルにしました。WEBあるいはTwitterで我々のことを知った方が、このリアルな場をどう既視(デジャヴュ)的場所にするかが重要だと考えました。ヴァーチャル感とリアル感のリンクです。正直に言って、ブースの場所は良くありません。輸入品ゾーン(6E20)ですが、アジアブースとの境目で、どう見ても売り込みに熱心とは思えないブースとの隣り合わせで相乗効果が見込めません。彼らはずっと椅子に座り込んで、自分のブースに人を呼び込む工夫をまったくしません。それでも、開始後、2時間程度を経るとだんだんと訪問者が増えてきます。

特にどこか離れた場所で呼び込みをかけたわけではなく、スタンドの前の通路を通過する人たちにどう試食していただくかに集中しました。いわゆる通路での挟み撃ちではなく、我々の商品のコンセプトで「試食してみたい!」と想っていただくことを考えました。イタリアのエキストラヴァージンオイルはイタリアの貿易振興会がもっているスペースに行けばたくさんテスティングできます。が、それはこちらの狙いどころの少々異なります。我々も100%イタリアのオリーブオイルやジャムあるいは蜂蜜を紹介しています。しかし、我々の強みはローカリゼーションのノウハウです。どういう経緯で七味オイルというコンセプトが生まれたのか、これがどうこれからのビジネスのノウハウとして必要なのかをお話すると、かなりの方が「面白い!」と言ってくださいました。そして、一度試食したものをもう一度試食してくださいました。これは味覚とロジックの間にリンクを作ってくれたという証明です。

一日が終わって幕張のパブでデルポンテ社長のアレキサンダーと話しこみました。二次元画法と三次元画法の間にあるギャップについてです。食品見本市の後に、このような議論をすることを不思議に想うかもしれません。このあたりの説明を明日以降に書いていきましょう。因みに、試食していただいた方たちは、かなりの割合で即「美味い!」「面白い!」と言ってくれました。そしてコンセプトについて説明すると、もっと深いところで納得いただけた表情を示してくれました。

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Category イタリア料理と文化, ミラノサローネ2010 | Author 安西 洋之