僕自身の歴史を話します(19)ー経験の統合

今から振り返れば、下坪氏とデザイナーインタビューをはじめたのも、「統合」の契機を作るものだったのかもしれないと思います。2003年のはじめ、MH-WAYの蓮池氏に半生記を伺ったのが最初のインタビューです。

http://www.metropolitan.co.jp/designdictionary/interview/makio_hasuike/

この次に会ったのがジャンカルロ・ピレッティです。以下に記したのは、2003年と2004年の二回分をまとめたものです。

http://tokyo.metropolitan.co.jp/piretti-1/139

趣旨はヒット作をもちながら、あまりメディアに取り上げれられていないデザイナーに、デザイナーになった動機から作品を作った当時 の想いまでを語ってもらおうということでした。「あなたは、ヒット作でお金が十分に稼げましたか?」「はじめて弁護士を雇って著作権をまもったのはいつですか?」というやや聞きにくい話題にもチャレンジしました。上記の二人のインタビューを聞いていると、その時代のスカンジナビアデザインの位置づけが、リアルに同じ目線で見えてきます。歴史が古い紙の匂いではなく、肉声で時代に生きた想いで理解できてくるのです。

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こうやって会った人たちは、上記以外に、ピエール・ポラン、(オルセー美術館を設計した)ガエ・アウレンティ、イグナチア・ファヴァタ(ジョエ・コロンボ事務所)などがいます。またカルテルの創立者やイタリアデザイン史の研究者など様々な人から過去を知りました。リチャード・サッパーとはインタビューではありませんでしたが、なかなか面白いミーティングを何度かもっています。

かといって歴史のなかだけに生きるのではなく、今の社会のトレンドも追う。これが自分にとっても必要なスタンスであるということが分かったということです。

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Category さまざまなデザイン, 僕自身の歴史を話します | Author 安西 洋之