目に見えるのは色なのか?
Date:09/12/7
遅まきながらというべきなのか、最近、中国人アーティストのLiu Bolin の作品を雑誌で知り、人の認知って結局色によるのか?ということをあらためて考えています。環境によって周囲の色に同化させる虫や戦闘地域でのカモフラージュなど、色の変化を自らの防御に使うことは皆知っていることです。しかし、そのことを人の日常生活で使うとどうなのかを、普通の人はそう深く考えてこなかった。そして、そこに違ったメッセージをこめられることにも気づいていなかった。だから、このアーティストの作品にインパクトがあったのでしょう。

公衆電話ボックスと同じカラーを身体に塗ると、ここに人間が立っているとは即思いません。

上はどこまでどの人間の部分なのかを即座に言いあてられません。

この前を通り過ぎても、ここに人がいるとは気づかなかった通行人も多かったようです。

これは大地震で崩れ落ちた屋根と同化した姿です。

「目に見えないアート」と呼んでいるようですが、色によって立体感を失うことに気づいたとき、カモフラージュ以上の意味をもつ色の威力に驚くはずです。






