2008 ミラノサローネ(16) 万博

このところのミラノの話題は万博です。先週、2015年の開催が決まりました。トルコのイスミールに勝ちました。「今頃、万博で騒ぐの?」とも思いますが、建設業者などが虎視眈々とするのは、どこの国でも同じです。これからビルももっと建ちます。道路もできます。とにかくアイデアは盛りだくさんです。

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上の地図は各スポットを表示していますが、赤は陸路、青は水路を表しています。万博会場まで水路でも行けるようにしようというのです。もともとミラノも水路が実際に使われていた都市です。オランダは海面より低いところに国土を作った国なので水路が発達しているのは有名ですが、欧州では川の流れが緩やかやで幅も広く、昔から水路利用が発達しました。ヴェネツィアの街の基礎で使われている木材も、川を使って運ばれてきました。

こういうわけですから、ミラノ万博時に水路でスポット巡りをするのは出るべくして出てきたアイデアです。今年のはじめから、ミラノ市内の自動車通行についてはエコパスというコストがかかるようになり、自動車以外の交通機関の促進を盛んに図っています。ぼくが日本と欧州で違うなと思うのは、実際に実行するときの突破力ではないかと思います。考えていることはかなりどこも同じ。反対意見も同じようにある。それを「えっ!!」という感じで押し切る力。これが欧州の特徴だと思います。

EU統合しかり、EU通貨しかり、公共の場での禁煙しかり・・・・。その後に巻き返しがでて、元に戻ることもありますが、とにかく理念が通る強さはたいしたものです。

 

 

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Category さまざまなデザイン, ミラノサローネ2008 | Author 安西 洋之