2008 ミラノサローネ(15) これまでの整理
Date:08/4/7
2008年ミラノサローネと題した文章を書いてきて15回目になりましたので、少々整理をしておきましょう。(1)ではミラノサローネの位置づけをデザインのトレンドと絡めて説明しました。 (2)は文化文脈をつかまないと海図をもたないで航海に出るようなものだと書きました。そこで具体的に文化トレンドはどういう形で見えるか、ということを(3)(4)で例をあげたわけです。
(5)から(10)は、日本のデザインをミラノで発表するときの方向付けを示唆する一例として、日本人コンテンポラリーアーティストの最近の作品を紹介しました。ただ形を提示するだけではなく、そこにあるコンセプトを如何に上手くみせるか。それができると、欧州の人たちはとっても感銘してくれます。(11)は、コトかモノかといわれますが、モノがなくなるわけではないので、もう少し全体的構図から眺めるべきではないかと記しました。
日本のコンテクストを西洋人に分かりやすく説明するには、相手側との回路をたくさん作ってあげることが大切で、その時にサブカルチャーとハイカルチャーの両方の文脈を整理しておかないといけない。これが(12)と(13)です。どちらか一方で社会が成り立つわけがないという当たり前のことを認識すべきでしょう。
文化人類学で使われるハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化という見方は、非常に応用がききます。日本のTVCMはストーリー性の強いものが多いですが、これはハイコンテクスト文化の特徴です。(14)では、コンテンポラリーアートの作品を再度例にとり、この見方を紹介しました。






