同じことより違うこと
Date:08/3/26
最近、国際関係論の研究者と話していたら、こんなことを言っていた。
「皆、忙しい時代でしょう。だから、どこか他の国に出かけて新しいことに出会ったとき、同じ要素を探すことより、まず違うことって何?という確認に走る。それが、今のEUの傾向だと、すごく感じるし、仲間もそう言っている。確かに、昔と比較すると、共通要素って増えたとは思うけど、ただ、違いばっかり探すのもどうかなあ」
特に西側EUの場合は、旧東欧や非EUからの人の移入が激しく、そこでさまざまな社会問題が生じている。それらに直面していると、受け入れ側はお隣さんも同じ感覚をもっているだろうと現状認識しやすいかもしれない。だからこそ、「違いは何だ?」 が一言目に出てくるのだろうか。
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「ああ、やっぱり、あそこの国の人たちも僕たちと同じなんだね」と喜ぶのは、牧歌的風景になりつつあるということでもある。確かに、EU内での「同じだろう」という範囲は、EUとアジアで「同じだろう」という範囲と比べると、もともと圧倒的に広いはずである。違った文化圏で、下手にこのトレンドに乗っかるとやけどをするだけだろう。
いずれにせよ、この冒頭の話を聞いていて、発言している本人と同様、どうもしっくりいかない。何か良からぬ方向へ向かう予兆のような気がしないでもなく、要注意のコメントだ。






