2008 ミラノサローネ(3) トルトーナと海図

昨日、トレンドをおさえるためには海図をもたないといけないと描きました。トルトーナ地区を、足を棒にしてただ歩き回るだけでは、トレンドはなかなか分からないですね。「2008年ミラノサローネ」で書いたように、トレンドフローの最初にはコンテンポラリーアートもあるし、過去のアートの展覧会にもヒントがあります。デザイナーやプランナーたちはこういうものを見ています。そこから時代の動きをつかまえます。少なくても、せっかくですから、同じものを見ましょうということです。そうすると歴史への目配りがとても大切になってくることに気づくはずです。

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よくパワーポイントで企画書を作りますね。チャート図があってキーワードをちりばめたようなタイプです。やや直感志向ともいえます。昨日、「 ヨーロッパの人たちは、何かを企画するとき、まず抽象的なレベルで大枠をつかまえ輪郭を描きます。 そこから具体的に落とし込んでいくのですね。」と書きましたが、ヨーロッパの人たちは、パワーポイントではなく、まずワードでびっしりと文章を書くことが多いです。もちろん分野にもよります。あくまでも比ゆ的な話として読んでください。目の前に陳列されているのがプロトであれなんであれ、この文章に書いてあることを理解することがキーです。

どこの展示場に行っても入り口に、プレゼンの目的や趣旨が書いてあるでしょう。あれを無視してはいけません。それを読まずに、陳列された作品の出来を論じても、あまり意味のないことです。この人の意図がどこまで表現できたか。趣旨を読まずに理解するのは不可能なはずです。

ちょっと硬めの内容になりましたが、明日はもうちょっと具体的に、今日の内容を解きほぐしてみます。

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Category さまざまなデザイン, ミラノサローネ2008 | Author 安西 洋之