2008 ミラノサローネ(2) ライフスタイル

先日、ミラノサローネがどういう位置にあるかについて書きました。イタリアがトレンド創出の場として評価されはじめてきたことと並行している、と。そこではライフスタイルの読み方がキーですが、じゃあ、ライフスタイルって何なのでしょう。朝、職場に出勤して10時頃、「ちょっとカフェを飲みに行こうか」というのもそうです。「イタリア人の遅刻の理由」は一つのヒントにはなるでしょう。

ぼくがサローネにやって来る人たちに言っているアドバイスがあります。「それぞれの展示会場でカラーやフォルムのディテールを見るのもいいけど、全体的な文化トレンドを見るといいですよ」 と言います。「マックスビルのポスターを作ろう」でも書いたように、ドゥオーモの横にある王宮やトリエンナーレで開催している企画展を通じて、今の時代をどう見るといいのかがよく分かります。たとえば2006年にバウハウスの巨匠とよばれるマックス・ビルを紹介したのはなぜなのか、そのキュレーターの意図を読むといいのではないかと思うのです。

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ヨーロッパの人たちは、何かを企画するとき、まず抽象的なレベルで大枠をつかまえ輪郭を描きます。 そこから具体的に落とし込んでいくのですね。よく西洋人はロジックからいき、東洋人は直感からいくと表現されるところです。このどちらが良い悪いではなく、少なくてもミラノに来てトレンドをつかもうとするなら、この大枠をおさえないと海図をもたずに航海するものだと言いたいのです。

じゃあ、次にどんな見方をするといいのかは明日書きます。

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Category さまざまなデザイン, ミラノサローネ2008 | Author 安西 洋之